2009年11月20日金曜日

【News】12.12、へんりっく大阪に現る!

12/12(土)から、いよいよ大阪でレイトショー公開いたします!

場所:第七藝術劇場(大阪)
12月12日(土)レイトショー上映(時間未定)

初日上映後、へんりっくが舞台挨拶をします!!

関西の方、一週間という短い期間ですので、

年末、お忙しい最中とは思いますが、

是非スケジュールを調整して観にきてくださいね!

2009年11月9日月曜日

11.6 最終日 瀬々監督のご来場!






6日はシアター・イメージフォーラムでの上映最終日は、瀬々敬久監督にお越しいただきました。

『頭脳警察』の公開前夜ということもあり、へんりっくと頭脳警察の共通点を教えていただきました。

それは、「あるへんりっくのお誕生会にお友達が頭脳警察のTOSHIさんを連れてきた。
その日以来交友関係がはじまるが、へんりっくが好意を抱いた女性は必ずTOSHIさんを好きになり、おかげでへんりっ

くの恋は実ったことがない」とのことです。

また『頭脳警察』の第三部には、寺山修司記念館を訪れるシーンがあるけれど、中の撮影はできなかったとのことです。


そして瀬々監督は寺山修司さんの大ファンで、短歌を投稿したこともあったそうです。

「天井桟敷のメンバーだったへんりっくの隣に今座っているのは、実は緊張している」

と仰り、へんりっくは苦笑い。石川監督へは、

「空のカットを多様されていたと思うが、それが空から寺山さんた見守っているように見えたんだが、石川監督はその

効果を狙っていたのか?」

と問われると、石川監督は

「実は、へんりっくさんばかりをカメラで追っていたら、大きく引いた画がないことに気付き、空を変わりに入れる苦

し紛れのテクニックなんです」

と種を明かした。

最後に、「とにかくラストは泣ける」とメッセージをくださった瀬々監督。

頭脳警察の公開日の前日でお忙しいのに、へんりっくのために駆けつけていただき、本当にありがとうございました!

またご観覧いただきましたお客様、応援してくださった関係者の皆様、感謝しております。

最終日は満員御礼にて、無事終えることができました。

本当にありがとうございました!

2009年11月6日金曜日

本日、瀬々監督トークショー&最終日



『へんりっく 寺山修司の弟』いよいよ明日、瀬々監督のトークショーです!
そしてシアター・イメージフォーラム渋谷で最後の上映です!!

頭脳警察』の公開前夜でお忙しい最中にも関わらず、へんりっくのために駆けつけて下さいます。

どうぞ、まだご覧いただいていないお客様、最後の夜のサプライズも含めてお楽しみ頂けますので、是非お越し下さいぴかぴか(新しい)

http://www.wides-web.com/henriku_index.html

2009年11月2日月曜日

日野利彦さんのトークショー






31日土曜日は、俳優の日野利彦さんのトークショーでした。

日野さんとへんりっくさんのお付き合いは長く、寺山修司さんが亡くなった後にすぐ日野さんのアパートにへんりっくが転がり込んでしばらく一緒に住んでいた時期もあり、今でもお互いのお誕生日にはプレゼント交換などして、とても仲良しなんだそうです。

日野さんはそもそも、今村昌平監督の『赤い殺意』で子役デビューされ、今村監督が立ち上げた日本映画学校を第一期生で入学。卒業の際に、今村監督が寺山修司さんへ日野さんを紹介してくださったことがきっかけで天井桟敷に入団されたそうです。

今村監督といえば、寺山修司さんが今村監督の作話術の影響をかなり受けていたとへんりっくさんが指摘。
日野さんも「そうそう!」と、大いに盛りあがっていました。

日野さんは、寺山さんから「俳優として一枚の絵の中の一部として輝け」と言われ、今でも意識して仕事をしているそうです。
素敵な言葉って、こうやって残っていくのですね。

また、天井桟敷の元メンバーで美輪明宏さん演出の『毛皮のマリー』でも一緒に仕事をしている若松武史さんの話になると、へんりっくさんが
「彼はある種の天才だよね。彼はもともと画家志望で、今は実際に個展まで開いているし」とおっしゃってました。

へんりっくさんの周りは才能豊かな人々が交差しつづけていることが、この度の沢山のトークショーで分かってきました。


いつもフレキシブルに対応してきたへんりっくさん。
さすが「日本一の助監督~♪」ですね(笑)
まだ御覧になっていない方は、是非この映画を通して観てください。

末井昭さんのトークショーは






金曜のゲストは白夜書房編集局長の末井昭さんでした。

へんりっくとは、末井さんの奥様で写真家の神蔵美子さんが昔、天井桟敷の写真を撮影していた時に知り合ったそうです。

石川監督、へんりっくの試写会の終わりに末井さんがニコニコ顔で出てこられたのをみて、

「その時、気持ちが救われたんです!」

と、嬉しそうにご本人に告白すると、

「これは絶対面白い」

と断言してくださいました!


そして石川監督へ、なぜへんりっくを選んだのと尋ねられると、

「『へんりっく 寺山修司の弟』のプロデューサーから蒸発旅日記(03)の助監督を務めたのは、あの寺山修司の弟で50を過ぎたオジさんなんだけど、楽しそうにやっていて、とても不思議な人なんだ、ということを聞いてとても興味が湧き撮ってみたいと思った」

と明かした。

助監督って本当に大変キツイ仕事なのに、飄々と楽しんでこなしていくへんりっくさんはタダ者ではありません!

(その証拠に17歳から60歳に至るまで病気1つしたことがなかったそうですが、とうとう60になってはじめて手術を経験したそうです。)

また、末井さんがへんりっくさんに

「この人、悩みがないんだよね。なぜ?」と尋ねられると、へんりっくさんは、

「寺山修司は大きなウソをついている。悩みという言葉を消している。キチンとウソをつけばよいと分かった!」

と寺山さんから譲り受けた術を自分のものにしていることを明かしてくれました。


他にも面白いお話をしていただき、楽しいトークショーでした。
末井昭さん、そしてお越しくださったお客さま、どうもありがとうございました。