2009年11月2日月曜日

日野利彦さんのトークショー






31日土曜日は、俳優の日野利彦さんのトークショーでした。

日野さんとへんりっくさんのお付き合いは長く、寺山修司さんが亡くなった後にすぐ日野さんのアパートにへんりっくが転がり込んでしばらく一緒に住んでいた時期もあり、今でもお互いのお誕生日にはプレゼント交換などして、とても仲良しなんだそうです。

日野さんはそもそも、今村昌平監督の『赤い殺意』で子役デビューされ、今村監督が立ち上げた日本映画学校を第一期生で入学。卒業の際に、今村監督が寺山修司さんへ日野さんを紹介してくださったことがきっかけで天井桟敷に入団されたそうです。

今村監督といえば、寺山修司さんが今村監督の作話術の影響をかなり受けていたとへんりっくさんが指摘。
日野さんも「そうそう!」と、大いに盛りあがっていました。

日野さんは、寺山さんから「俳優として一枚の絵の中の一部として輝け」と言われ、今でも意識して仕事をしているそうです。
素敵な言葉って、こうやって残っていくのですね。

また、天井桟敷の元メンバーで美輪明宏さん演出の『毛皮のマリー』でも一緒に仕事をしている若松武史さんの話になると、へんりっくさんが
「彼はある種の天才だよね。彼はもともと画家志望で、今は実際に個展まで開いているし」とおっしゃってました。

へんりっくさんの周りは才能豊かな人々が交差しつづけていることが、この度の沢山のトークショーで分かってきました。


いつもフレキシブルに対応してきたへんりっくさん。
さすが「日本一の助監督~♪」ですね(笑)
まだ御覧になっていない方は、是非この映画を通して観てください。